1月14日から15日にかけて香港で開催された「アジア金融フォーラム2013」で、中国の政府系ファンド、中国投資有限責任公司(CIC、中投)の楼継偉会長は、「米国債は遅かれ早かれ、価値が下がる。日本への投資には慎重な姿勢で臨むべき」と話した。
楼会長は「アメリカ経済が回復するにつれ、金利も近いうちに上がるだろう。米国債は遅かれ早かれ、価値がなくなる。米国債の購入は難しい判断であり、買わなければリスク回避能力が弱くなるが、買ったとしても資産としての価値には期待できない。中投の計画は、少なく購入して安定した利回り、確実な収益を実現すると共に、株式などの他の各種資産にも合わせて投資することで、米国債に対する過度の依存を避けること」と述べた。