中国、QFII・RQFII投資枠は10倍に拡大可能
中国証券監督管理委員会(証監会)の郭樹清主席は1月14日香港で、「これまで、海外の機関投資家を対象とするQFII(適格海外機関投資家)と、機関投資家にのみ人民元建てでの投資を認めるRQFII(人民元適格海外機関投資家)を実施してきたが、これを海外の適格の個人投資家に向けても開放する、いわゆる『QFII2』或いは『RQFII2』の実施を求める現地の機関投資家の意見は、その実行可能性について検討する価値がある」と話した。15日付中国証券報が伝えた。
証監会はQFII制度のより一層の改善に努め、「適格国内個人投資家(QDII2)」のモデル実施に推し進める。また、郭主席は「現在、QFIIとRQFIIの投資枠による投資資金が、A株市場の規模に占める割合はわずか1.5―1.6%だが、今後、これを9倍、もしくは10倍に増やすことができる」と話した。