香港の人民元資金プールが安定維持へ

香港の人民元資金プールが安定維持へ。

タグ: 香港人民元資金

発信時間: 2013-01-22 17:12:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

HKMAのデータによると、2012年5月に、香港の人民元建て預金の減少はストップし、再び上昇に転じ始めた。5月の人民元建て預金は前月比0.27%増の5538億元で、14億元増加し、5カ月連続の縮小は止まった。6月の人民元建て預金は前月比0.7%増の5577億元で38億元増加、7月も引き続き1.0%増で5632元に達した。しかし、8月には再び減少し、1.9%減の5523億元に、9月には1.2%減の5457元となった。10月に入り、人民元建て預金は前月比1.66%増の5547億元となり、再び上昇傾向に向かい、11月には5710億元まで拡大した。市場関係者はこれに対し、「香港の人民元資金プールの動向は既に均衡を保った状態にある」との見方を示している。

香港における2011年からの人民元建て預金規模の変動に対し、香港大学中国金融研究センター主任で、北京大学金融学科主任の宋敏氏は、「香港における人民元建て金融商品はますます広がっており、銀行口座に預金していただけの人民元は、投資などによって分散するため、預金規模が縮小するのは正常なことである。また、内陸部への人民元還流ルートが一部開通していることにも関係がある」との見方を示している。

海通国際証券のチーフエコノミストである胡一帆氏は「人民元切り上げに対する予想が弱まり、預金されていた人民元が人民元金融商品へと流れていることも、香港の人民元資金プールに影響を及ぼす要因だ」との見方を示している。

「中国証券報」より 2013年1月22

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