2012年以降、日本企業が相次いで青島での投資を拡大している。青島は外資誘致で好調な成績を記録している。化学品大手のライオン株式会社はこれまで投資してきた日用品プロジェクトを基礎とし、さらに1億ドルを投じ日用品科学技術プロジェクトをスタートさせた。同プロジェクトは主に口腔衛生用品を生産し、さらに研究開発センターを設立し、今年末の竣工・稼働開始を目指す。トピー工業株式会社は鉄製ベルト(履帯)プロジェクトに2億2000万ドルを投じ、現在すでに建設を推進している。化学品メーカーのナトコ株式会社が2億元を投じたナトコ・ファインケミカルプロジェクトは、すでに工場建設を開始しており、竣工後の年産は3億5000万元に達する見通しだ。化学品大手の東レ株式会社は現地の青島即発集団と協力し、5億6000万元を投じて東レ医療科学技術プロジェクトを推進する。そのうち透析器プロジェクトはすでに試験生産を開始しており、人工腎臓プロジェクトも今年5月に稼働開始を予定している。
データによると、日本は青島3位の外資投資元となっている。2012年末現在、青島は日本から39億ドルの投資を受け、全市が誘致した外資総額の10%弱に達した。2012年の日本による投資のうち、すでに5億800万ドルが支払いを完了し、前年比1.6倍となった。これは全市が誘致した外資総額の27.8%の平均増加率を大きく上回るものだ。2012年に新たに批准された日本資本によるプロジェクトは51件に達し、このうち1000万ドル以上のプロジェクトが8件に達した。
「人民網日本語版」2013年1月24日