未来資産のソウル駐在アナリストのDoh Hyun Woo氏は、「スマートフォン市場の高度成長はすでにピークを過ぎており、サムスンの第1四半期の業績も懸念されている」と指摘し、「同社の第1四半期の純利益は、8兆ウォンのみになる」と、これまでの8兆8000億ウォンの予想を下方修正した。
競争の時が近づいている。市場調査会社IDCが同業界に対して行なった直近の四半期調査によると、中国メーカーの華為(ファーウェイ)のスマートフォン出荷台数は世界3位になった。同社の出荷台数の増加率(前年同期比)は、89.5%という驚異的な数値に達した。
中国製品が市場をリード
市場調査会社Canalysは、「中国は今年、世界最大のスマートフォン市場としての地位を固める。通年のスマートフォン販売台数は2億4000万台に達し、世界の出荷台数の約3分の1を占めるだろう」と分析した。スマートフォンは中国の中小都市に浸透しつつあり、価格面で強みを持つ中国ブランドが競争を有利に進め、海外の高級ブランドを退けている。