このほど注目されている「金融戦争」とは、2010年の先進国の紙幣印刷に対する新興国の反発ではなく、いくつかの先進国間による金融緩和競争を指す。先ほど閉幕したダボス会議において、臨時の金融政策を巡り激しい議論が展開された。一部の政治家・企業家は、日本政府の人目をはばからぬ金融緩和策を激しく非難した。
日本の金融緩和、ドイツが被害?
景気低迷から脱却し、経済を成長軌道にのせるために、欧米日などの先進国は量的緩和策などの臨時的な金融政策を実施している。一部の政治家・企業家は、この臨時的な金融緩和策が、金融戦争を引き起こす可能性があると懸念している。