しかしアナリストは、「日本は過去10数年間に量的緩和策を何度も実施していたが、奏功することはなかった」と指摘した。日本経済が直面しているのは構造的な問題であるが、安倍首相はこれに対して新たな観点を示しておらず、金融緩和ばかりを強調している。ここからは、アベノミクスが単なる信仰に過ぎず、現実的ではないことが分かる。
株式市場に期待感
先進国が実施する金融緩和策は世界経済の潜在的なリスクを生んでいるが、量的緩和は株式市場に力強い原動力を提供している。日本の金融緩和に伴い、円安がさらに進行し、日本の株価が高騰している。昨年11月以来、日経平均株価はすでに22%上昇した。また米国のスタンダード&プアーズ500種株価指数も、2007年12月以来初めて1500ポイントを上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月28日