■人口の転換点、生産年齢人口が10年間で2900万人減
中国国家統計局がこのほど発表したデータによると、中国の15-59歳の生産年齢人口の絶対数は2012年に初めて減少し、前年比345万人減となった。
過去の長期間に渡り、中国の生産年齢人口は増加を続け、従属人口指数(年少人口と老年人口が生産年齢人口に占める比率)は低下を続けた。生産年齢人口が多く、非生産年齢人口が少なく、中国は多くの人口によるメリットを得ていた。全国人民代表大会常務委員会委員、中国社会科学院学部委員、人口・労働経済研究所所長の蔡◆氏は、「2012年より、中国の生産年齢人口は減少を続ける。中国発展研究基金会の発表した報告書によると、2010年から2020年にかけて生産年齢人口が2900万人以上減少する。同時に、従属人口指数が上昇する。生産年齢人口が減少し、非生産年齢人口が増加することで、中国の人口面のメリットが失われる」と指摘した。