しかし専門家はまた、「データ上の議論はさておき、注目すべきは中国のエネルギー安全だろう。米国の原油の対外依存度は近年下がり続けているにも関わらず、中国はなぜ上昇を続けているのだろうか。これについては見直す必要がある」と注意を促した。
対外依存度上昇の理由
エネルギー問題専門家の廖凱舜氏は記者に対して、「どのような統計データを採用したとしても、中国の原油の輸入依存度が高まり続けていることが分かる。数値の上昇は、原油消費量が増加しているためでもある。また中国は近年、自国の石油備蓄システムを整えているが、これには石油の輸入が必要だ」と分析した。