EUが中国の太陽光発電設備生産企業に対してしかけた反ダンピング・反補助金調査の影響が後を引いている。海外メディアの2月5日の報道によると、EU太陽光発電用ガラスメーカー協会(EU ProSun Glass)はこのほど欧州委員会に正式に提訴し、中国企業が市場シェアを獲得するため、欧州でコストをはるかに下回る価格で太陽光発電用ガラスを販売していると非難し、かつ中国企業の反ダンピング調査を実施するようEUに求めた。
上述した動きは、この前のEUの中国太陽光発電設備生産企業への反ダンピング・反補助金調査に続くものとされており、その目的は同調査の遺漏をなくすことだ。しかし業界関係者は、「今回の形式的な意義はその実質的な意義を大きく上回るため、短期間内に中国太陽光発電設備業界・上場企業に波及する影響は限られている」と指摘した。7日付中国証券報が伝えた。