民生証券電力設備・新エネルギーシニアアナリストの王海生氏は中国証券報に対して、「EU ProSun Glass」は中国製太陽光発電用ガラスに対して反ダンピング訴訟を起こしたが、これは米国の教訓を受け、調査の遺漏をなくそうとしたものと見られる」と分析した。2012年末現在、EU全体のソーラーガラスの市場規模は2億ユーロ未満であった。中国企業が市場シェアを27%占めていたとすると、同調査を実施したところで、中国企業の5400万ユーロの対EU輸出額にしか影響が生じないことになる。
王氏は、「太陽光発電用ガラスは部品全体のコストの2−3%しか占めない。短期的に見ると、本件が中国太陽光発電設備産業に与える影響は限られており、その形式的な意義は実質的な意義を大きく上回る」と述べた。
「中国証券報」より 2013年2月7日