中国人民銀行(中央銀行)が先般発表したデータによると、1月の新規人民元建て貸付額は1兆700億元、人民元建て預金額は1兆1100億元となった。同月の社会融資規模は前年同じ時期より1兆5600億元多い2兆5400億元だった。18日付中国証券報が伝えた。
交通銀行の連平チーフエコノミストは、1月の新規貸付が大きく伸びた原因として、景気回復により実体経済の資金需要が高まったこと、年間収益を確保するため、年初の資金需要ピーク時に銀行による貸出強化が慣例となっていること、年間貸付枠が限定されていたため、2012年の年末から2013年1月に持ち越された一部貸付プロジェクトがあったこと、さらに1月の新規預金が大幅に増加し、銀行の資金力が大きく改善したことなどを挙げた。2月については、新規貸付がいくらか縮小すると見られている。
「中国証券報」より 2013年2月18日