すでに2013年の販売計画を発表しているトヨタ、ホンダ、富士重工、ダイハツ工業の4社は、世界販売計画を前年比5.5%増の1509万台と見積もっている。分析によれば、まだ販売計画を発表していない日産、マツダ、三菱自動車、スズキの4社の販売台数も2012年を下回ることはないとみられている。8大自動車メーカーの販売台数の合計は少なくとも3.8%増の2506万台に達するだろう。
調査会社・株式会社フォーインなどの統計でもわかるように、2013年の世界全体の自動車のニーズとおよそ8370万台で2012年比でわずか3%しか増加していない。日本車の世界シェアは3割前後を占めるまでになろうとしている。
地域別ニーズから見ると、中国などのアジア市場での成長は3%前後と減速しており、欧州市場はおそらく前年並みとみられている。しかし、日本市場はエコカー補助金の収量が迫っている影響もあり、需給の減少はほとんどおさまっている。一方で北米市場は2012年に引き続き5%前後の成長が継続している。こうしたことから日系メーカーは米国を軸に据え販売拡大を狙っている。