ホンダと富士重工は米国での販売台数で新記録を更新する勢いだ。ホンダは2012年比9%増以上を見込み、これまで最高だった2007年(155万台)の記録を塗り替えようとしている。主力のアコードなどが大幅なモデルチェンジをしただけでなく、高級車ブランドのアキュラも主力SUVのMDXの新型車を打ち出している。また富士重工もSUVの新型車を投入し、販売攻勢を強めている。トヨタはおそらく昨年比6%増の220万台、日産も14%増の130万台を売り上げるだろう。
2013年の米国新車ニーズは1500万台と予測されており、日系車メーカーは低燃費などの強みを生かし販売に注力している。日系車の市場シェアは2012年の37%から38.5%前後になる勢いだ。
また、円安による輸出増加が日系車の国内生産を後押ししている。トヨタは2012年約194万台を輸出した。これは日本国内の生産台数の5割でうち3分の1が米国に輸出されている。
現在、米国市場は主に単価が高めの大型車が中心となっており利益を得やすくなっているが、売れ筋は徐々にコンパクト車にシフトしている。今後は利益の増加は販売台数比べ緩やかになっていくだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月20日