中国製品はかつて「パクリ製品」と呼ばれ、イノベーションの不足が指摘されていた。しかし近年、中国企業のイノベーション能力は、世界から認められるようになった。英フィナンシャル・タイムズ紙は2月17日、「中国企業の間には現在、パクリ製品という汚名を返上しようとする普遍的な流れがあり、イノベーションによる競争に向かっている」と指摘した。記事の内容は下記の通り。
中国はかつてイノベーション大国であり、火薬や羅針盤は中国人によって発明された。しかし中国は現在、かつての地位を回復させる方角に向け、ゆっくり前進するにとどまっている。この過程は容易ではない。企業家や政治家はしばしば、中国にはイノベーションが欠けていると溜息をつく。中国の指導層はこの問題を解決するため資金を投じ、支援策の実施を続けている。中国の国営・民間部門の研究開発費は昨年1兆元に達し、毎年約20%のペースで増加している。