適格国内個人投資家(QDII2)制度がいよいよ始動するなか、一部の資金力のある投資家は直接海外で投資を行うチャンスを手にすることが見込めるが、香港市場が最初に選べれる可能性が高い。しかし、香港株特有のリスクにも警戒する必要がある。20日付中国証券報が伝えた。
投資家が特に慎重にならなくてはいけない株がある。株価は非常に低く、株価純資産倍率(PBR)は0.2倍と低く、割安で魅力的な銘柄のように見える。しかし、このような株は、いくら投資しても、時価総額がどんどん低下し、最終的にはゼロになる可能性もある。香港の人はこの種の株を「老千株」と呼ぶが、筆者は「搾汁機(ジューサー)株」と呼ぶのが適当ではないかと考える。投資家の投じた資金は、ジューサーが果物の水分を搾り取るように、カラカラになるまで吸い取られる。低価格・高利益が特徴のA株市場に慣れている「低位株愛好家」は心外な結果に呆気を取られるかもしれない。