投資家にとっては大きな脅威である「搾汁機株」はなぜ今日に至るまで、香港のような成熟した公正な市場で生き残っているのだろうか。その要因となっているのが、「法律で禁止されていない限りは違法ではない」という原則である。香港の法律は上述したような「搾汁機株」の企業が投資家の利益を搾取する行為を、明確な法律によって禁止しておらず、監督・管理機関は届出の保管や徹底した情報公開を保証するにとどまる。
つまり、一般の投資家はきちんと見極め、リスク意識をより一層高める必要がある。会社の価値を判断することを学び、棚ぼた式の利益を当てにして投資を行うべきではないのだ。
「中国証券報」より 2013年2月20日