iPhoneの市場シェア拡大から見る日本電子帝国の没落

iPhoneの市場シェア拡大から見る日本電子帝国の没落。 2012年、iPhoneは日本で最も売れたスマートフォンとなった。iPhoneにとってはある国・地域で販売台数ランキングトップになることはたいしたことではないが、日本にとっては一大事である。この年、日本の電子業界は悪い知らせばかりだった…

タグ: iPhoneの日本市場シェア

発信時間: 2013-02-22 17:32:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

モバイル時代の製品の変化はますますスピードアップしている。コストだけでなく勝負は市場反応の速さ、イノベーションにかかっている。今の日本の電子業界は、市場で戦っているのは30年前と同じ顔ぶれの企業で、ある程度の規模で成長している新しい企業は一社もない。閉鎖的な業界一体化体制では、新しい企業が成長してくることは不可能である。

これら企業の数十年前の戦い方では、フレキシブルな時代の市場競争に勝ち目があるわけがない。日本電子帝国の版図が少しずつアップル、サムソン、中国メーカーに浸食されていき、日本電子業界はその防衛線が一つ一つ打ち破られていくのをただ手をこまねいて傍観しているしかない。連鎖反応を受け、日本電子業界のいずれの企業も独りよがりの立場を守り通すことも不可能だ。赤壁の戦いで曹操が船と船をつなげて鉄壁の要塞を創りあげたと思っていたのに、周瑜の火責めに全滅したようなものだ。全滅ということは閉鎖的なシステムの最大のリスクである。

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