中国で、融資需要が急激に高まっており、各銀行の貸付枠が不足する事態を招いていることが中国証券報記者の取材で明らかになった。関係者は、2月の銀行の新規貸付額は1月を下回る7500億元前後になると見ている。28日付中国証券報が伝えた。
銀行関係者の多くが、「政府の流動性緩和の基本方針が変わらないと見られていることから、各銀行が3月の貸付放出に力を入れるだろう。ミクロ経済、実体経済、都市化建設が重点貸付分野となる可能性がある。しかし、金利の市場化が進んでいることで、銀行の預金コスト面の圧力が高まっており、短期的に銀行の貸付放出に影響を与える」との見方を示している。
「中国証券報」より 2013年2月28日