中国政府、第12期全国人民代表大会第1回会議プレスセンターは、3月6日午前10時、メディアセンターの多機能ホールで記者会見を行った。国家発展改革委員会の張平主任が「経済・社会の発展とマクロ調整」について説明し、内外記者の質問に答えた。
中国中央テレビ記者:中国政府はこの5年間で、最も深刻な金融危機を迎えた。マクロ調整部門の担当者として、政府が講じた一連の政策をどのように評価しているか。
張平氏:この5年間は、我々がリスクと課題に対応した5年間であったと言える。最大の課題は、世界金融危機だった。今回の世界金融危機の深刻な影響、中国が受けた打撃は、歴史上まれに見るものとなった。
2008年9月より、中国の対外輸出が大幅に減少し、特に輸出企業が困難に直面した。多くの企業の稼働停止により、多くの出稼ぎ労働者が農村部に帰省し、社会の安定に影響が生じることが懸念された。
政府は一連の政策措置を講じ、積極的に対応した。我々は大きな成果を手にしたと言える。金融危機の発生後、政府は大胆に情勢を判断し、一括した計画を推進した。この計画には、以下の4つの内容が含まれる。
(1)内需拡大により、中国経済の発展を支援した。
(2)産業のさらなる調整と発展に向け、10以上の業界の調整を行い、プランを制定した。
(3)科学技術イノベーションを奨励し、その成果により中国の長期的な発展を支援し、世界金融危機に効果的に対応した。
(4)社会保障と国民生活改善を徹底した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月6日