林国本
2月28日の北京の夕刊「北京晩報」によると、オーストラリアの鉱業界の富豪クライフ・パルモア氏は2月26日、百年前に北大西洋で氷山に激突して沈没した豪華客船タイタニック号を複製したものを作り、2016年に処女航海させることを明らかにした。百年前、かつて不沈の豪華客船といわれたタイタニック号の複製品であるタイタニック2号は「世界でもっとも安全な客船」となろう、と語っている。パルモア氏はニューヨークで行われた記者会見で、建造案について詳しく語った。それによると、2号は1号の設計と内部装飾を残すようにし、さらに空調設備、衝突防止装置を付け加えるらしい。また、現在の安全基準と造船技術を参照にして改良も行う、と語った。
周知のとおり、1912年に、世界で最も先進的な豪華客船といわれた「タイタニック」号は処女航海の際に、北大西洋で氷山に激突して沈没し、約1300人が海の藻屑(もくず)となった。