一部の中国本土ファンド会社の香港子会社が近々、適格海外機関投資家(QFII)の資格を獲得すると見られている。関係者は「審査は既に最終段階に入っており、間もなく結果が発表される。QFII資格を獲得する中国本土ファンド会社の香港子会社はこれで第2陣となる」と話している。5日付中国証券報が伝えた。
これまで、市場では中国本土ファンド会社の香港子会社は、主に人民元適格外国機関投資家(RQFII)制度の面で注目が集まっていた。しかし、RQFIIの投資枠は主に、内陸部債券市場の債券商品とA株市場のETF(上場投資信託)関連商品に限られており、A株を対象とする株式型商品はなかった。業界関係者は「多くの本土ファンド会社の香港子会社がQFII資格を獲得するにつれ、海外の資金をA株市場に引き入れるという役割が本格的に発揮され、A株市場への新たな資金の流入にプラスとなる」との見方を示している。
「中国証券報」より 2013年3月5日