赤字財政が経済の発展にもたらす積極的な影響について、中国社会科学院財経戦略研究院の高培勇院長は、「財政支出の増加を維持し、政府の教育・医療・社会保障など国民生活に対する十分な資金を確保し、国民の福祉を改善することは、長期的に見ると内需拡大を促し、中国経済に持続的な原動力を注ぎ込む」と分析した。
中国財政部の統計データによると、2008−2012年の中国中央公共財政の国民生活支出は16兆8900億元(年間平均増加率は21.1%)に達し、中央公共財政支出に占める比率が3分の2以上をキープした。
赤字財政はまた、より幅広い減税のスペースを確保する。中国は今年、営業税から増値税への徴収変更の試行を拡大する。同改革は昨年1年間の試行で、企業の400億元以上の減税を実現し、サービス業の発展を加速した。