最近、全国規模で継続的に出現する濃霧が人々を悩ませている。今は「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開催時期で、濃霧は「幸運にも」両会代表が最も関心を寄せる話題として脚光を浴びることになった。濃霧対策は一刻の猶予も許されない重要な問題だ。「光明日報」が伝えた。
濃霧に包まれる中、専門家は市民に対し、自動車の運転を控えること、自動車の生産を厳格にコントロールすること、自動車の排気ガスや燃料の基準を引き上げることなどを相次いで呼びかけている。
武漢郵電科学研究院(烽火科技集団)のサブチーフエンジニアを務める華中科技大学の長江学者(45歳以下のトップクラス研究者)劉文氏は、かねてより濃霧問題に関心を寄せてきた。劉氏によると、濃霧対策はガソリンの不純物を抑制するだけといった簡単なものではない。ガソリンの不純物を抑制してもほどほどの効果しか上がらず、徹底した対策を取りたいなら、新エネルギー経済の発展に力を入れることが必要になる。とりわけ太陽エネルギー経済の発展が必要だという。