濃霧対策 太陽エネルギー経済の発展に活路

濃霧対策 太陽エネルギー経済の発展に活路。

タグ: 太陽エネルギー経済

発信時間: 2013-03-06 19:18:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽太陽エネルギーでなければ環境保護は達成できない

劉氏は、「濃霧対策には火力発電所の割合を抑制し、エネルギー生産構造を大幅に調整し、太陽エネルギーを中心とする新エネルギー経済の発展に力を入れることが必要だ」と指摘し、1990年から2011年までに、中国の発電設備容量は1億5千万キロワットから10億6千万キロワットに増え、このうち火力発電は設備容量の70%で発電量の80%をまかなっていると述べた。「これが全国規模で濃霧が深刻化していることの最も大きな原因と考えられる」という。

劉氏によると、電気自動車の発展は濃霧対策における措置の一つだ。だが電気自動車はもとより、高速鉄道や都市鉄道なども太陽エネルギーをはじめとするクリーンエネルギー由来の電力に移行しないのであれば、環境保護は達成できない。火力発電に頼るようなら、これまで通りガソリン車に乗っていた方がいいという。

新エネルギーを発展させれば濃霧問題解決の大きな武器となる。それでは中国の新エネルギー発展の現状と構想はどのようなものだろうか。

劉氏の分析によると、有限な水力資源のほか、現在の中国の新エネルギー発展の構想では風力エネルギー、原子力エネルギー、太陽エネルギーが中心となっている。中国の風力発電の設備容量はすでに世界トップだが、送電網や風車の性能、信頼性といった要因に制約されて、まだ理想的な成果は上がっておらず、さらなる整備が必要だ。原子力エネルギーはエネルギー密度が高く、利用効率が高く、エネルギー効率が安定しているが、リスクが大きい。特に日本の福島県で原子力発電所の事故が発生した後は、原子力発電を行う先進国の多くは代替エネルギーの発展をますます重視するようになり、特に太陽エネルギー産業の発展に力を入れるようになったという。

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