▽太陽エネルギーに投資して美しい生態環境を
あるデータによると、太陽が1時間地球を照らすエネルギーだけで人類が1年間に使用するエネルギーが全部まかなえるという。太陽エネルギーは使ってもなくならない、汲んでも尽きない豊富なエネルギーだ。太陽エネルギーなどの新エネルギー経済を発展させることが、現在も、これからも、最善の選択になることは間違いない。
劉氏は、「太陽エネルギーなどの新エネルギー経済に投資することは美しい環境に投資することにほかならない。美しい中国を建設するには、新エネルギー経済の発展をよりどころにする必要がある」とし、次のように述べた。西蔵(チベット)自治区、青海省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、四川省北部、内蒙古自治区、寧夏回族自治区、甘粛省などの地域は、土地が広くて人口が少ない上、太陽エネルギー資源が非常に豊富だ。0.1万平方キロメートルの土地があれば100ギガワット(GW)レベルの太陽エネルギー発電設備を設置することができ、最大出力は三峡ダムの発電所5つ分に相当する。中国は国土がひろく、地域ごとにそれぞれの太陽エネルギー開発資源がある。青海、甘粛、新疆には大量の太陽放射という資源があり、別の地域には太陽電池産業の科学技術研究開発、丘陵地帯での水力発電所の建設といった強みがある。華東地域や南方地域は、長い年月をかけて長距離高電圧送電網の運営で経験を積み上げてきた。これらが一体となって協力しあえば、ハイテク人材の強みと国土の広さという地理的な強みを十分に発揮することになり、中国は太陽エネルギー技術とその応用の道で急速な発展を遂げることができる。