中国人民政治協商会議第12期全国委員会第1回会議は3月7日、2回目の記者会見を開催し、多くの政協委員が参加し、科学的発展の推進について語った。政協委員の厲以寧氏、林毅夫氏は「2013年の経済は安定を維持しつつも前進し、今後も中立的で穏健な金融政策を維持するべきである。世界的な金融緩和の流れを受け、人民元相場の上昇が続くだろう。また、都市化の過程において、金融リスクへの十分な警戒が必要である」と述べた。8日付中国証券報が伝えた。
政協委員で、北京大学光華管理学院の名誉院長である厲氏は「今後数年間、産業は引き続き更なる高度化が期待でき、都市化の推進と共に、環境汚染への対策が必要となる。これらは全て、大きな投資チャンスに繋がる。中国政府の財政状況は比較的良好であるため、積極的な財政政策を実施することで、投資を促進し、需要を促進することができる。民間レベルでも投資を拡大できる。ここ数年、国民の所得は経済とほぼ同じペースで成長しており、消費の伸びも比較的速く、加えて中国には豊富な外貨準備高がある。そのため、積極的な財政政策、中立的な金融政策の実施は不可欠であり、中国経済の急速な成長を維持すると同時に、比較的低い物価水準を保つことにプラスに働く」との見方を示している。