中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の尚福林主席は7日、中国証券報記者のインタビューに対し、「地方融資プラットフォームの現在の債務残高は9兆3000億元で、上げ幅は2年でわずか2%にとどまり、全体的な規模の抑制を実現した」と述べた。また、銀監会は、商業銀行が資本補充のルートの拡大に向け、新たな金融商品を発売することを奨励している。尚主席はこれについて、「資本市場全体への影響はそれほど大きくないだろう」と指摘した。8日付中国証券報が伝えた。
尚主席は「次の段階で、銀監会は全体規模の抑制、分類管理、対応の差別化、徐々に緩和を進めていくという方法で、地方融資プラットフォームのリスク解消に努める」と述べた。また、地方の実体経済の発展において、地方融資プラットフォームは確固たる役割を果たしており、銀監会は構造調整、リスク管理の強化により、地方融資プラットフォームの経済発展を後押しする力を存分に発揮する考えだという。
「中国証券報」より 2013年3月8日