ア中南米地域で最も早く建設された地下鉄線を中国製の最新車両が走ることになった。ルゼンチンの首都ブエノスアイレスの地下鉄A線は6日、2カ月間にわたり運行をストップして行われた工事の末に再開通したこと、中国北車集団が設計製造した新型車両が投入されブエノスアイレス市民にサービスを提供するようになったことが明らかになった。
同地下鉄線は1913年に建設された中南米で最も古い地下鉄で、100年の歴史を誇るが、旧式の木製車両は新型車両への切り替えを迫られていた。
2008年、中国の中信建設有限責任公司とアルゼンチンの交通省事務部門はブエノスアイレス地下鉄への車両供給をめぐる枠組合意に調印した。このプロジェクトでは調印は1回、発効は何段階かに分かれるというやり方を取り、同集団が地下鉄車両の設計と製造に責任を負うこととなった。第一期分として引き渡しされた車両は地下鉄A線に投入され、ほかの車両はブエノスアイレス地下鉄のB線、E線、D線に投入される計画だ。
中国が製造した地下鉄車両は、外観は黄色とグレーの中間の色で、車内は黄緑色で装飾されている。車体はステンレス構造で、エアコンと防犯カメラが装備され、車体の材質は最も厳格な国際基準に合致する。また衝撃エネルギー吸収装置を設置し、激しい衝突事故が起きた時でも乗客への被害を最小限にとどめるよう設計されている。
「人民網日本語版」2013年3月8日