中国移動(チャイナモバイル)の奚国華会長は14日、「下ぶれ圧力がいっそう増大していることを受け、会社の市場地位が挑戦に直面している」と述べ、同社の業績への懸念を表明した。15日付中国証券報が伝えた。
中国移動の2012年の営業収入が前年同期比6.1%増の5604億元、純利益が同2.7%増の1293億元となり、純利益伸び率は3年来の最低水準に落ち込んだ。
一方で、奚国華会長は、「政府が次世代無線LAN技術としてTD―LTE規格を全力で推進してことから、その産業化、商用化、国際化のペースが速まっている。これこそ、中国移動の発展のチャンスである」とも述べた。
「中国証券報」より 2013年3月15日