野村ホールディングスのエコノミストは、「中国政府はこの数ヶ月で、稀に見る多くの強いシグナルを発している。これは本国経済に存在する金融リスクに対する懸念を示すものだ。当社は中国の全面的な金融危機のリスクが、増加を続けていると見ている。中国政府は直ちに行動し、このリスクを抑制する必要がある」と指摘した。
野村ホールディングスは、中国が65歳の周小川氏を中国人民銀行(中央銀行)総裁に再任した際に、上述した慎重な観点を示した。周氏の再任は、大方の予想通りとなった。
アナリストは周氏の再任について、中国の新たな指導者の、周氏が提案する市場化改革に対する支持を示すものだとした。周氏はこれまで、中国金融システムの自由化を促してきた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年3月19日