輸出好転 中国紡績・アパレル業が回復軌道に
中国海関(税関)総署が先般発表した貿易データで、中国の紡織工業の予想を上回る回復ぶりが反映された。2月の中国の紡績・アパレル輸出額は164億8000万米ドルで、前年同期比で69.7%の急増となり、1―2月の31.8%の平均伸び率をはるかに上回った。19日付中国証券報が伝えた。
楽観的なアナリストは、「世界経済の回復を背景に、中国の紡績・アパレル輸出は転換点を迎えている。主要輸出市場のニーズが回復しており、貿易の回復傾向が今後も続くだろう」としている。一方で、「国内市場の関連データがまだ好転しておらず、紡績・アパレル業全体の急速的な回復傾向は長く続かない」という悲観的見方を示しているアナリストもいる。
「中国証券報」より 2013年3月19日