フィリピンの首都マニラに本部を置くアジア開発銀行(ADB)は18日に報告書を発表し、「2012年に新興東アジア地域の現地通貨建て債券市場が成長を持続し、同地域で高度成長を遂げる各経済体に対する投資家の興味が示された。しかしこれと同時に、資産価値のバブル出現のリスクも増加している」と指摘した。人民日報が伝えた。
同報告書によると、日本は2012年に11兆7000億ドルの規模で、アジア最大の債券市場の地位を維持した。中国現地通貨建て債券市場の規模は、昨年第4四半期に前年同期比11.2%増の3兆8100億ドルに達し、アジア2位の市場となった。そのうち中国企業債券市場は20.8%増の1兆400億ドルに、政府債券市場は8.0%増の2兆7700億ドルに達した。
新興東アジア地域には、中国・中国香港・インドネシア・韓国・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナムが含まれる。
「人民網日本語版」2013年3月19日