中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行、交通銀行の中国大手商業銀行5行の2012年の純利益が合計で2011年より約12%増の7500億元超になる見込みであることが20日、明らかになった。
2012末時点で、大手5行の不良債権率が平均0.99%、貸し倒れ引当金カバー率が約300%になると見られる。最近、外資系機関投資家の間で中国の国有銀行の先行き見通しを不安視する声もある。しかし、これを振り払うかのように、20日、中国の銀行株が全面高となった。
業界筋は、景気回復により中国銀行業の業績の好調状況が維持される見通しで、2013年の大手5行の平均利益伸び率が8―10%になるとの見方を示している。
「中国証券報」より 2013年3月21日