2001年、尚德を創設した施正栄博士
無錫市中級人民裁判所は「破産法」に基づき20日、尚徳電力公司(サンテックパワー)傘下の無錫尚德太陽能電力有限公司の破産・再編手続きを認定した。
無錫尚德に資金を貸し出す銀行グループは、無錫市中級人民裁判所に対して、同社の破産・再編手続きを申し立てた。情報によると、中国工商銀行・中国農業銀行・中国銀行などを含む9行の、無錫尚德に対する与信枠は、2月末時点で計71億元に達した。
銀行側は、「返済が滞る債務が満期を迎えようとしているが、負債者側の現状や、満期の与信枠に対する実行性を伴う返済プランが立てられていないことから、債権者の合法的な権益を最大限に保護し、社会の安定を維持するため、市場化の原則に基づき措置を講じ、同社の破産・再編手続きを行う必要があった」と説明した。