情報によると、銀行グループが破産・再編手続きを申し立てたことについて、無錫尚德は異議を表明していない。銀行側は、「同社が破産・再編により、効果的な資源を統合し、運営・管理を改善し、経営の苦境から脱却することに期待する。また組織改編と管理構造の改善を通じ、適当な戦略再編の第三者を見つけ、企業の復活と産業の復興を実現して欲しい」と表明した。
無錫尚德は、太陽光発電の有名な科学者、施正栄博士が2001年に無錫で創設した、太陽電池およびモジュールの生産に従事する企業だ。施氏は2005年にイギリス領ヴァージン諸島で、無錫尚徳を100%子会社とする「尚徳電力公司」を設立し、ニューヨーク証券取引所に上場した。
尚徳電力の2006年の株価は40ドル以上に達し、施氏は23億ドルの資産総額で同年に中国一の長者になった。無錫尚徳は、尚徳電力の資産規模が最大の生産拠点で、尚徳電力の95%以上の生産能力が集中している。無錫尚徳の太陽電池の生産能力は2012年に2.4GWに達し、世界4大太陽電池企業の一つとなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年3月21日