先に閉幕した両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)で、中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁(65)が国内外のメディアの注目を集めた。改革開放の継続、安定した強大な中国経済と金融市場に世界の経済界は楽観的な見方を示している。
◇中国のGDP:2020年には倍増、80兆元に
昨年開かれた党の第18回全国代表大会では、2020年までに小康社会(ややゆとりある社会)の全面的建設という壮大な目標を実現し、国内総生産(GDP)と都市部・農村部住民の1人当たりの所得を2010年の2倍にすると提議された。これは人々の気持ちを奮い立たせる目標だ。