中国人民銀行(中央銀行)が発表した最新の統計データによると、1月末現在、中国の中央銀行ベースの外貨買い入れポジションは24兆184億9900万元に達した。1月の新規外貨買い入れ額が3515億600万元と、単月の新規外貨買い入れ額として、2011年4月の過去最高を更新した。21日付中国証券報が伝えた。
外貨買い入れポジションは中央銀行および商業銀行の外貨買い入れに伴う人民元放出額を反映している。データの集計方法の違いで、中央銀行ベースと全金融機関ベースという2つの統計がある。注意すべきなのは、1月の中央銀行ベース新規外貨買い入れ額と全金融機関ベース新規外貨買い入れ額が大きく異なったことである。これまでに発表された1月の全金融機関ベースの新規外貨買い入れ額が6837億元で、中央銀行ベースの新規外貨買い入れ額は全金融機関ベースの新規外貨買い入れ額の51%に過ぎなかった。中央銀行ベースと全金融機関ベースの統計がこれほど開きがあったことは非常に珍しいという。
「中国証券報」より 2013年3月21日