新華社の報道によると、中国の習近平国家主席は27日、南アフリカのダーバンで開催されたブリックス(BRICS・ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの主要新興5カ国)首脳会議に出席し、「連携協力・共同発展」と題した基調演説を行った。習主席は演説の中で、「各国の政治面の共通認識を具体的な行動に移す必要がある」と主張した。また、「ブリックス5カ国のインフラプロジェクトを支援するための開発銀行と外貨準備プールの設立などを積極的に推進していくべきである」と述べた。28日付中国証券報が伝えた。
そのほか、中国の中央テレビ(CCTV)は、南アフリカのズマ大統領の話として、「ブリックス5カ国が27の首脳会議でブリックス開発銀行の設立に関する協議を開始することを決定した」と報じている。ブリックス5カ国が、外貨準備の共同積み立ての実施準備でも合意した。今後数年で1000億米ドル規模の外貨準備プールの形成が目指されている。ズマ大統領はまた、今後5年間に4兆5000億米ドルのインフラ投資がブリックス内で行われるとの見通しを示したという。
「中国証券報」より 2013年3月28日