中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)は28日、2012年度決算報告を発表した。発表されたデータによると、同社の2012年の営業収入は前年比2.36%減の842億1900万元。株主に帰属する純利益は28億4100万元の赤字となり、2011年から純利益が237.9%激減した。1株当たりの利益は-0.83元だった。28日付中国証券報が伝えた。
中興通訊によると、中国国内の一部契約の延期、通信端末関連の収益の落ち込み、一部海外プロジェクトで遅れが出たことなどの影響により、全体の収益が2011年より減少した。また、アフリカ、南アメリカ、アジア及び国内からの低粗利率契約の多くが2012年の業績に反映されたため、同年の粗利率が2011年に比べ5.8%低下した。
「中国証券報」より 2013年3月28日