中国国務院発展研究センターの李偉主任は28日、全国政策咨詢会議の席上で、中国経済がモデル転換期にあり、中長期的に見て潜在成長率が低下傾向を辿っていると指摘し、2013年の中国の経済成長率について、「2012年とほぼ同じか、あるいは2012年をやや上回るだろう」と予測した。29日付中国証券報が伝えた。
李偉主任はまた、「中国経済を取り巻く内的・外的環境は依然複雑なもので、大きな不確実性がある。世界経済がなお金融危機後の調整期にあり、真に金融危機の影から抜け出すにはなお時間がかかる。短期的には、需要が安定的な伸びを示しているが、回復の原動力が不足しており、経済運営の不確実性と脆弱性が非常に強い」と述べた。
「中国証券報」より 2013年3月29日