9割が2012年度の業績を発表
4月を目前に控え、上海・深セン証券取引所の各上場企業が、過去1年間の業績を投資家に報告した。証券日報の記者はこのほど、調査会社Wind資訊のデータについて統計をとった。2013年3月31日までに、中国証券監督管理委員会の分類する自動車製造業の上場企業76社が、2012年度年次報告書・業績予想・業績速報を発表した。そのうち50社(66%)の業績が、前年より悪化した。
上述した76社のうち、一汽轎車、東安動力、*ST西儀の業績悪化が特に深刻で、純利益がそれぞれ469%・293%・260%減少した。アナリストは本紙の取材に応じた際に、「昨年は政治要因により、日本車の中国販売台数が激減した。そのうち一汽轎車と提携する日本ブランド車に深刻な影響が生じ、販売台数全体が減少し、企業の通年の利益に影響した。*ST西儀は2年連続で赤字を計上しており、2013年に黒字化が実現できなければ、上場廃止の危機に直面するだろう」と述べた。