米国の経済統計の低迷が足枷となり、ニューヨーク商業取引所の金先物価格は3日も1%以上下落した。
金現物価格は今年初めて一時1オンス=1550ドル以下まで下落した。米国の原油在庫が拡大し続けていることから、インフレヘッジ手段としての金の魅力が弱まっている。米エネルギー情報局によると、米原油在庫は先週1990年以来の高水準である3億8800万バレルを記録し、過去最高の3億9190万バレルに近づいている。
専門家によると、株式市場の上昇が貴金属への投資意欲を大幅に削いでいる。だが伝統的なリスク回避手段である金の価格は、朝鮮半島情勢の緊張のエスカレートになんら反応していない。市場の金投資意欲も弱いままだ。
ニューヨーク商業取引所の金先物価格は3日、22.30ドル下落し、1オンス=1552.80ドルで終了。他の金属価格も下落し続け、銀は1.7%下落の1オンス=26.80ドル、銅は1.4%下落の1ポンド=3.33ドル、プラチナは2.1%下落の1オンス=1541.90ドルとなった。
軽質原油先物5月限は2.81%下落の1バレル=94.45ドルで終了した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年4月5日