3月及び第1四半期の中国の経済データが相次いで発表されている。業界関係者は「2013年の中国経済が安定したスタートを切っている。第1四半期の成長率は2012年第4四半期をやや上回り、上半期の経済は穏やかな成長傾向となるが、景気回復基調は不安定なものとなる」との見方を示している。15日付中国証券報が伝えた。
長期的な目で見ると、中国経済のさらなる発展を図るためには、制度の整備を通じて、潜在的成長力を高める必要がある。内的・外的要因を総合的に考慮すると、中国の景気回復基調は不安定なものとなるだろう。そのような情勢の中、インフレ率は上半期は低く、下半期に上昇する可能性があるが、そこまで高水準になることはない。今後の金融政策について、「中立的金融政策は当面維持されるだろう」という。
「中国証券報」より 2013年4月15日