日本は食品安全を重視する国であり、「日本産」は食品安全の代名詞となっている。鹿児島大学水産学部水産学研究科の修士課程に在籍中の王偉隆さんは記者に対して、「日本人は食品に対して、杓子定規ではなく柔軟な態度を持っており、人々の飲食の安全が保障されている」と語った。中国青年報が伝えた。
----日本は食品安全事故をどのようにとらえているか?
王さん:日本の食品安全の管理は徐々に成熟したものだ。日本は食品安全事故を、次の数種類に分けている。(1)化学物質による食物中毒(水俣病など)。(2)菌による食物中毒(1996年に岡山県で発生した雪印乳業中毒事件など)。(3)食品の加工過程で混入した化学物質による中毒。(4)故意の犯罪行為による食物中毒(和歌山毒入りカレー事件など)。食品による窒息(おにぎりやお菓子など、時間や温度の変化により粘度が変わり窒息を引き起こすなど)。
これらの事故に対して、日本政府は関連する法律政策を発表し、厳格に監督管理している。整った監督管理体制は、異なる事件による教訓を受け、徐々に改善されたものだ。