物価上昇時期への影響
地震の被災地に与える直接的な経済損失および物価への圧力が表面化しており、「バタフライ効果」が全国的に蔓延する可能性がある。
昨年は全国でブタの生産量が減少し、ブタ肉供給が逼迫した中、四川省は前年比5.2%増の9911万頭のブタを生産した。また四川省は昨年、他省向けのブタ肉販売量が22%増の117万トンに達し、全国の他省向けブタ肉販売量の3分の1を占めた。
範氏は、「短期間内にブタ肉供給が圧力を受ける可能性があるが、ブタ肉価格低下の流れを逆転させることは難しい。今年のCPIは『前低後高』が予想されているが、地震の影響が物価上昇の時期を早める見通しだ。第2四半期から第3四半期に変わる時期に、物価が一定の圧力に直面するだろう」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月22日