経済成長の鈍化と電子商取引の成長という二重の打撃が、従来型の小売業の2012年の業績を圧迫した。中国証券報の統計によると、23日現在、上場している小売関連企業の9割を占める63社が2012年度決算報告を発表しており、総売上高は前年同期比10.6%増の5279億600万元で、純利益総額は同4.8%減の168億3700万元だった。24日付中国証券報が伝えた。
業界関係者は「従来型の小売業を取り巻く環境は楽観視できないものであるが、ニッチ市場にはなおチャンスがある。スーパーチェーンの永輝超市、皮革製品販売業者の海寧皮城、モバイル通信製品の販売・サービスを手がける愛施徳など、ニッチ市場の開拓に力を入れている企業には成長の可能性がある」との見方を示している。
「中国証券報」より 2013年4月24日