日本の自動車産業が勢いを取り戻している。各ブランドは米国で好調な業績を記録しており、さらに円安により収益構造が大幅に改善され、各新興国への輸出増に期待がかかっている。日本は自動車産業が、経済のけん引車になることを望んでいる。
日銀が大規模な量的緩和策を実施すると、円相場が1ドル=100円を突破する可能性が出ている。昨年秋季には円高に苦しめられていた日本の自動車産業だが、その業績がこのほど突如好転しており、かつてを上回る業績を記録する可能性もある。
2013年3月末までの2012年会計年度に、トヨタは1兆円を超える利益を達成した。その他の各メーカーの利益も「大漁」と呼べるものになった。