円安が進行しており、再度1ドル=100円に迫っている。円相場は22日に、1ドル=99.98円に達した。国際投資機関は、円相場が1ドル=100円の大台に乗るのは、時間の問題と見ている。韓国紙「朝鮮日報」は23日、円相場が1ドル=100円に近づき、韓国企業の価格競争力が失われることを懸念した。トヨタの今年第1四半期の米国市場の販売台数は、1ドル=80円前後であった前年同期より4万2160台増加した。円相場は1年間で約25%低下し、日本車の価格が割安になった。
自動車ばかりではなく、韓国最大の輸出市場である中国において、多くの韓国企業が商品供給の競争中に、安価な商品を提供する日本企業に押されている。あるチップを販売する韓国企業は、中国蘇州市の某工場の入札に参加したが、日本企業の攻勢を受け淘汰された。業界関係者は、「1年前であれば、韓国製品は日本製品より10%以上安かった。しかし今や日本製品は韓国製品より10%以上安くなってしまった。そのため入札で日本企業に競り負けるケースが増加している」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月27日