中国の海運大手・中海発展(チャイナシッピング)は、同社の間接所有関連会社6社が28日、独立した第三者機関である滬東中華造船(集団)有限公司、中国船舶工業貿易公司と、積載容量17万4000立方メートルの液化天然ガス(LNG)船6隻を建造することで合意したと発表した。プロジェクトの総工費は約15億1000万米ドルに上ると見られる。2日付中国証券報が伝えた。
中海発展は、液化天然ガス輸送船の発注は、液化天然ガス輸送分野の利益を獲得し、グループの物流業務をより一層拡大することを通じでグループの収益能力を強化するためであると表明している。LNG船の購入資金の一部は銀行融資で賄われるため、銀行からの借入金の増加につながるが、中海発展の船隊拡大計画から、当該プロジェクトの銀行融資の利用は合理的であり、会社及び株主全体の利益にも合致するものであるとされている。
「中国証券報」より 2013年5月2日